2026年の在留資格更新が厳しくなる?社会保険・医療費不払い・データ連携の最新動向
2025年は、日本の入管行政にとって「転換点」の年でした。特に高市政権の発足と、内閣官房主導による外国人政策の再整理により、在留資格の更新・変更をめぐる審査の視点が明確になりつつあります。
本記事では、2025年の動きを整理したうえで、2026年に何が重視されるのか、そして更新・変更で実務上どこが見られるのかを、行政書士の実務視点で解説します。
1. 2025年を振り返る|入管行政で何が変わったのか

ポイント①「秩序ある共生」への政策転換
2025年、政府は「外国人との秩序ある共生」を明確な政策軸として打ち出しました。これにより、入管行政は単なる在留管理から、
- 公的義務を果たしているか
- 日本社会の制度の中で適正に生活・就労しているか
を総合的に確認する運用へとシフトしています。
ポイント② 社会保険・税の未納が“見られる時代”に
2025年は、在留審査において次の点がより重視されるようになりました。
- 健康保険・年金の加入状況
- 住民税・所得税の納付状況
- 雇用主側の社会保険加入の適正性
特に更新申請では、単なる「働いている事実」だけでなく、「制度に則って生活しているか」が問われる傾向が明確になっています。
ポイント③ 医療費不払い・生活面の不整合への意識
2025年は、外国人による医療費不払い問題が政策レベルで取り上げられました。現時点で自動的に不許可になる仕組みではありませんが、
- 長期滞在者
- 永住・家族滞在・経営管理など
では、生活基盤の安定性として間接的に評価対象になる可能性が高まっています。
2. 高市政権下で見える「2026年の方向性」
① 審査は「点」ではなく「線」で見る
2026年の在留審査で重要になるのは、時系列の整合性です。
- 転職の前後で収入や職務内容が説明できるか
- 住所・勤務先・扶養関係に矛盾がないか
- 書類上だけでなく、生活実態と一致しているか
書類が揃っていても、説明ができない申請は弱い時代になります。
② データ連携の進展で「ごまかし」が効かない
2026年に向けて、在留カードとマイナンバーを軸とした行政データ連携が進みます。これにより、
- 社会保険
- 税
- 住民情報
の整合性チェックが、より機械的・横断的に行われる可能性が高まります。
③ 永住・長期在留ほど「生活の質」が問われる
永住許可や長期在留者については、
- 公的義務を果たしているか
- 日本社会に安定的に根付いているか
という定性的評価がより強まる見通しです。
3. 2026年に向けて|更新・変更で失敗しないための実務ポイント

本人が今から確認すべきこと
- 社会保険・年金の加入状況
- 税金の未納がないか
- 転職・副業が在留資格に合っているか
- 住所・家族関係の変更届が正しく出ているか
企業・雇用主が注意すべき点
- 社会保険の適正加入
- 業務内容と在留資格の整合性
- 雇用条件通知書・契約内容の明確化
- 不法就労助長にならない体制整備
専門家に相談すべきタイミング
- 更新・変更で不安要素が一つでもある
- 過去に未納・ブランク・転職回数が多い
- 永住・経営管理など審査が重い申請
「出してから考える」では遅い時代です。
まとめ|2026年は「真面目な人が評価される年」
2026年の入管行政は、単に書類だけ整えれば通るという時代から、制度を理解し、誠実に生活・就労している人が評価される方向へ進んでいきます。不安がある方は、早めの確認と準備が何よりの対策です。
在留資格の更新・変更についてのご相談
在留資格の更新・変更、将来の見通しについて不安がある方は、事前の確認が重要です。お気軽にご相談ください。
投稿者プロフィール

- 行政書士
-
日系理化学機器輸入商社、日系センサーメーカー、外資系真空機器メーカー、外資系化学装置メーカーでの国内外業務を経て、令和2年度行政書士試験に合格。令和3年4月、トミーズリーガルサービス行政書士事務所を開業。
現在は入管業務(VISA・在留資格)を中心とした専門事務所として、外国人の雇用・受け入れ、企業の国際人材戦略、在留手続のオンライン申請支援を行う。
企業・個人いずれのクライアントにも寄り添い、迅速・丁寧で負担の少ない手続きをモットーとする。
また、国際業務の経験を生かし、英語での各種案内・申請支援にも対応。
趣味: バイク(GB350C)、ツーリング、Uber Eats 配達、テニス、ゴルフ
English:
After working in Japanese and foreign-affiliated companies in the fields of scientific instruments, sensors, vacuum equipment, and chemical processing machinery, I passed the national Administrative Scrivener examination in 2020 and founded Tommy’s Legal Service Administrative Scrivener Office in April 2021.
My practice is specialized in immigration procedures—visa applications, extensions, changes of status, and online filings for both companies and individuals. I support employers and foreign nationals with fast, accurate, and stress-free application processes.
English guidance and bilingual documentation are also available.
Hobbies: Motorcycles (Honda GB350C), touring, Uber Eats delivery, tennis, golf
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